【書評】やり抜く人の9つの習慣

書評

はじめに

目標が達成できない、そもそも目標設定の仕方がわからないと思ったことありませんか?
僕は目標を立てても達成できない人でした。(未だに直りきってはいません)
ですが、この本を読んで少しは目標達成の仕方のイメージを持つことだ出来たので、今回紹介していきたいと思います。

こんな人に読んで欲しい!

  • 達成したい目標があるけど、不安な人
  • 目標をやりきれない人
  • そもそも目標が設定出来ない人

大学でなにか挑戦しようとしている人や仕事で新しいプロジェクトを行う人、目標を立ててダイエットをしようとする人などなど、目標を設定し、それを達成したいと思う人は是非、読んで欲しい本です!!

著者プロフィール「ハイディ・グラント・ハルバーソン」

社会心理学者。コロンビア大学で博士号を取得。コロンビア大学モチベーション・サイエンス・センター副所長である。
モチベーションと目標達成の分野の第一人者。

「やり抜く人の9つの習慣」が伝えたいことを1行で

「目標達成するのは才能ではない、思考と行動によって誰での出来るものである。」

「やり抜く人の9つの習慣」の内容

目標達成の仕方を感情論ではなく、心理学的に説明している本です。
目標達成をした人は才能を持っていたわけではなく、共通の思考と行動をしていた事が明らかになっています。その思考と行動を9つの習慣としてまとめたのがこの「やり抜く人の9つの習慣」です。

最も大切なのは、本書で得る知識を、実際の行動に落とし込むこと。それを忘れずに本書を読み進めていけば、あなたが目標を達成する日も遠くはないはずです。        ーハイディ・グラント・ハルバーソンー

p.6 はじめに より

「やり抜く人の9つの習慣」からの学び

明確で具体的な目標を設定する

「自分が望んでるものは何か」ーこれをはっきりとわかっている人は、そこに到達するまでやり抜くことができます。

p.10  目標に具体性を与える より

正直この言葉にすべて込められてるのではないかなと感じています。
自分が本当に望むことには人は全力で頑張れるものです。

だからこそ「どんな目標なのか」をはっきりさせることが重要だとかかれています。
具体的で詳細な目標なら自分が目指すべき場所がわかりやすくなりますよね。

目標達成への行動計画をつくる

「どんな行動をするかを事前に具体的に決めておく」ことで、それが実行される確率が高まる

p.25 目標達成への行動系買うをつくる より

この章での僕が1番大事だと思ったのかこの部分です。具体的な行動を自分が決めてスケジュールに入れておくことが重要ということです。

ここで本書では「if-thenプランニング」を紹介しています。

「if-thenプランニング」とは「もし○○だったら(=if)△△をする(=then)」
英語で「If ○○ happens,then I will do △△」という文です。

具体的な使い方としては
「もし、午前で資料作りが終わらなかったら、午後の最初に資料作りをする」
「もし、20時になったら、筋トレをする」
という風に使います。

時間と行動を指定することですぐに行動が出来ます。

目標までの距離を意識する

どれだけ今の自分と理想の自分が違うのかーこの距離を把握しなければなりません。どれだけ離れているのかわからなければ、何も始まらないのです。

p.34 目標までの距離を意識する より

目標と自分の差を理解して、何が足りないのかを考えないと自分の行っていることが本当に目標達成に向けたものになっているか判断が出来ない訳です。

自分の行動をif-thenプランニングで実践し、その行動をフィードバックして行くこと。この振り返ることこそが、大切なのです。
本書では初心者は頭が混乱するため、あまり振り返りをしすぎない方が良いとも書かれています。

現実的楽観主義者になる

「目標は達成出来る」と信じるのは変わらず大切なことです。しかし、「目標は簡単に達成できる」と考えてはいけない

p.47 現実的楽観主義者になる より

つまり、「目標は達成できる」と信じる部分は楽観主義であることが大切です。しかし「目標達成は簡単だ!!」と楽観視することは良くない。

目標達成は困難が多く難しいということを理解すること。ここは現実主義であることが重要であるということですね。

「成長すること」に集中する

1.焦らず、完璧主義にならようにする。
2.うまくいっている人に助けを求める。
3.人と自分を比べない。

p.68 第8章まとめ より

これは自分の目標を達成するために自分が成長することが重要ということです。そのために完璧になる必要は無いし、他人を頼ることは恥ずかしいことではないし、他人は他人であるということ。
自分の成長に必要なことは取り入れ、必要ないものは省くことが重要ですね。

「やり抜く力」を持つ

すばらしい成長の機会に恵まれたとしても「成長することなどできない」と思い込んでいれば、現実にも、成長することはありません。

p.82 「やり抜く力」を持つ より

自分の可能性を否定せず、挑戦してみる。自分が「苦手だな」と思っているものに対して「自分には向いてないからどうせ出来ないや」と思っているのはマイナスということです。

苦手があるということは自分の成長の可能性があるということ。
本当に自分には出来ないことなのか、何か挑戦する方法はないのかと考えるてみて欲しいです。

筋肉を鍛えるように意思力を鍛える

とにかく取り組むことに価値があると思い続けることです。

p.87 筋肉を鍛えるように意思力を鍛える より

自らの意思で物事を進めるということ。これに必要な力を意思力を鍛える方法として、本書では「気の進まないことをする」と言っています。

小さなことでも、自分のやりたくないことをやってみたり、これまでやったことない挑戦をしてみる。やめたいと思った時に「取り組むことに価値がある」と思うことで、継続する。これこそが意思力を鍛えることになります。

自分を追い込まない

1.誘惑と出会いやすい時間や場所を把握する
2.大きな目標は1つに絞る
3.やめるなら、一度に完全にやめる

p.104 第8章のまとめ より

僕がここで1番大切だと思ったのは「3.やめるなら、一度に完全にやめる」です。
少しでも猶予を作るとどうしてもやりたくなってしまいます。

僕が経験したことでは、ゲームアプリです。
ゲームのしすぎだなと思って、時間を減らそうと計画を立てましたがスマホの中にアプリは残してました。そうすると、どうしてもやりたくなり、結果として時間をゲームに使っていました。

そこで、僕は思いきってアプリを消して見ました。そうすると再インストールすることもなく、ゲームへの時間が大幅に減りました。

こうやって意思力を別のところに使えることが重要だと感じます。

「やめるべきこと」より「やるべきこと」に集中する

行動を変えたいのなら「やめたいこと」を考えるのではなく「やりたいこと」「やるべきこと」を考える

p.107 「やめるべきこと」より「やるべきこと」に集中する より

「これをしちゃだめ」と言われるとやりたくなる。これは誰もが経験したことがあると思います。
なので、何か行動を変化させるときに「○○をしちゃだめだ」と考えるとやりたくなってしまい、逆効果なわけです。

なので、「やりたいこと」「やるべきこと」に注目してあげることが大切です。

読んで見ての感想

とても当たり前なことが書かれているため、実際に読んでみると「こんなのわかってるよ」という人も多いかと思います。
しかし、当たり前のことを当たり前に実践出来ている人は意外と少ないわけです。

この本はそれを改めて考え直すきっかけをくれました。
僕は目標を設定するのが苦手だったので、この本を読んでみて自分の目標達成への道が少し見えた気がします。

まとめ

この本は高校生・大学生・社会人にとってとても良い気づきを与えてくれると思います。

成功とは「正しい選択」「正しい戦略」「正しい行動」によってつかむものです。決して生まれつきのDNAで決まるものではありません

p114 おわりに より

この本で伝えたいことはここだと思います。
才能ではない。誰もが目標を達成出来るということ。
ぜひ、この本を読んで自分の目標達成の道を切り開いてください。

僕もこれからも目標を達成できるように頑張りたいと思います。

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