【目標達成率が3倍!?】If-thenプランニングの思考方法・使い方・メリット

時間管理・タスク管理

はじめに

目標が達成できないという悩みは多くの人が持っているのではないでしょうか?

  • ダイエットしようと思っても、できない。
  • 勉強しようと思ってもできない。
  • ビジネスを始めようと思ってもできない。

そんな人のためにおすすめの本「やり抜く人の9つの習慣」の中で紹介されている目標達成をするための最強の手法、「if-then プランニング」を今回は紹介します。

「やり抜く人の9つの習慣」書評記事はこちら

if-then プランニングとは

if-then プランニングとは、コロンビア大学のモチベーション・サイエンス・センター副所長を務める社会心理学者のハイディ・グラント・ハルバーソン教授が提唱している目標達成のための思考方法です。

すぐに教えることができて、圧倒な効果をもたらす簡単なテクニック

(引用:Heidi Grant(2011), 『Nine Things Successful People Do Differently』,Harvard Business Review Press.)

ハイディ・グラント教授はこのように「if-thenプランニング」のことを説明していました。

if-then プランニングの考え方

考え方はかなり簡単でシンプルなものです。「XしたらYする」と決めておくことのみです。これは「もし○○をしたら(=if)△△をする(=then)」によって構成されています。英語で「If ○○ happens,then I will do △△」と考えるとこをから「if-thenプランニング」と名づけられています。
「やり抜く人の9つの習慣」の中で紹介されてた例は

・月曜、水曜、金曜になったら、仕事の後に30分間ジムに行って運動する。
・午後6時になったら、会社のジムで汗を流す。
・午前中に報告書が終わらなかったら、午後の最初にやる

「やり抜く人の9つの習慣」p.26より

これを応用すれば

  • 午前0時になったら、布団に入る
  • 夜ご飯を食べ終わったら、本を読む

このように、ただ「XしたらYする」と事前に決めておくだけでいいわけです。かなり簡単なことがわかると思います。

if-then プランニングの効果

かなりの効果があり、実際に様々な領域で何百にもわたる調査がなされ、その効果が実証されています。ある調査結果によると、if-then プランニングによって難しい目標の達成率が3倍になったものもあるそうです。そのほか以下のような結果が

  • レポート課題への取り組み度
  • 運動習慣の確率
  • 乳がん検診の受診

などが2~2.5倍も上がったという結果がでています。
かなりの効果があることがここからわかりますね。

if-then プランニングのメリット

「if-then プランニング」になぜ、こんな絶大な効果があるのでしょうか?
ハイディ・グラント教授によると、この思考方法は強く脳に訴えかけるからだそうです。

「if-then」の形に添って事前にプランニングしておくことで、脳内でXというきっかけがYという行動に直接結びつきます。
つまり、事前にするべきことをはっきりとさせ、行動を考えておけば意識しなくとも、行動すべきときに行動出来るようになる。これが「if-thenプランニング」最大のメリットです。

なにかをしようと思っても、どのタイミングで行うのかを考えておかなければ先延ばしにしてしまったり、やることを忘れてしまいます。

条件を軸に次の行動を考える、この方法では条件がポイントになるためタイミングは決まっています。これにより脳は意思決定を素早く、正確に行えるわけです。

つまり、「if-then プランニングのメリット」は、実行に移すタイミングを逃さず、確実に行動するように仕向けることができる

if-then プランニングの応用例

if-then プランニングは、幅広い分野に応用が可能なものです。勉強やダイエット、運動習慣、食事などまで。すでに調査で効果が実証されたものとして

  • 勉強を決まった時間に行う
  • 毎週運動をする
  • 毎日の食事に野菜を取り入れる
  • 薬を飲む
  • 定期検診を忘れずに受ける

つまり「if-thenプランニング」を使うことで習慣化しやすいとも言えると思います。
しかも、同じ思考方法を使って、勉強から健康まで幅広く使えます。

if-then プランニングの使うポイント

if-then プランニングは、時間と場所を中心として状況をできる限り具体的に設定することで効果が最大化されるものだと考えられます。

その理由としては普遍的なものが条件としないと「if」が生まれな可能性があるからです。行動をなるべく細かく細分化し、プランニングすることが需要です。

実際に僕が行ったことを例にすると

「大学の課題をやる」「次の日6時に起きる」ということに対して

20時になったらお部屋に行く
部屋に入ったらデスクに座り、テキストを開く
タイマーを25分セットし今回の範囲の勉強をする
<終わらなかったら>5分休憩して、もう一度タイマーをかけて勉強をする
<終わったら>5分休憩の後、次の範囲を勉強をする
22時になったら30分の休憩を取る
0時を回ったらテキストを片付ける
目覚ましをセットして、布団に入る
目覚ましがなったら、止めてカーテンを開ける

このくらいまで僕は細分化しました。ここまで、細分化することで脳が「タスクに取り組む瞬間」を確実に理解し、行動の意思決定をしてくれます。その結果、成功率が大幅に高まるということです。

さいごに

「if-thenプランニング」はやってみると意外と簡単です!!
僕が紹介している振り返り時間管理術に利用できますので、ぜひ、こちらの記事を読んで使って見てください!

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