客観的に状況を判断する方法について

行動心理

皆さんは客観的にものごとを判断するのは得意ですか?

世の中には「主観」と「客観」というものがありますよね。簡単に表せばに言うと「私はこう思う」は主観で、「世の中的にはこう」が客観です。

主観的に考えるのは簡単ですね!!『僕は!私は!こう思います!!』です。しかし、客観的に考えるのは非常に難しいと言う人が多いのではないでしょうか?。【自分の考えと切り離して考える】というのは簡単じゃないですからね。

ただ、その困難を乗り越えて、客観的に物事をみることができると非常に有用で便利なものです。例えば・・・

  • 自分の意見の矛盾点・論理的でない部分に気づくことが出来る。
  • 相手の不利益を理解して、こちらから譲歩案を提案出来る。
  • 相手の主張と自分の主張を組み合わせて、最適な解を探すことができる。

このように「自分の意見では」というバイアスを排除できます。この「客観的視点で物事を見る」という能力は、判断を求められる多くの場面で非常に役立ちます。

では、どうしたら客観的視点を手に入れられるのでしょうか?今回は4つのポイントで紹介したいと思います。

1.先入観を持たない

そもそも先入観とは?

最初に知ったことで作りあげられた固定的な概念のこと。自分が持っている知識の中で作り出されているもので、正しいかどうかの判断は自分しか出来ない。

先入観を捨てるには?

「一度疑ってみること」が先入観を捨てる第一歩です。先入観は自分の知っているものの中で構成されています。そのため自分では正しいことだと思って行動していたり、考えていたりします。
しかし、世界は広いです。自分の知っていることだけが正しいとは限りません。そのことを踏まえて、状況を分析することで先入観をなくすことができます。

2.他人の話を聞く

自分の意見には自分の価値観が入っている

他者の意見は自分の価値観とは違う意見です。そのため客観的に物事を判断する場合は、他者の意見は自分には見えない意見の可能性が高いです。そのため、他者の意見に耳を傾け1つの意見として受け入れるようにしましょう!

自分の評価は他人にしてもらう

自己評価というのは自分の価値観に基づき判断してしまいます。極端に言うとネガティブ思考の人は自分の評価を「私は他人より能力がないし、役に立ってない」と言います。しかし、周りから見れは「仕事かとても出来る人」という評価になることがあります。

このように自分がする自分の評価と他人がする自分の評価には差がある可能性があります。そのため、他人の意見というのは客観的に判断する材料としては大切なわけです。

3.事実だけを考える

事実と解釈で分ける【なぜ?を考える】

「なぜ、そうなったのか?」「なぜ、そうしたのか?」と「なぜ?」を中心に物事考えると事実が見えてきます。本質を見るということです。

例えば「うわーこのドーナツ美味しそう…」と思ったとしましょう。その時に『なぜ、美味しそうと思ったのか?』と考えます。

そうすると「画像に美味しそうに見える工夫がされている」「自分の好きなドーナツに、好きな味のソースがかかっているから」「仕事で疲れて、今甘いものがとにかく食べたいから」などドーナツが美味しそうに見える本質が見えてくるわけです。

「ドーナツが美味しそう」は自分の解釈。「画像に美味しそうに見える工夫がされている」は事実です。

このように「なぜ?」を考えることで「事実」だけを観ることができます。

4.文字に起こす

文字は変化しない、可視化出来る手段である。

頭の中で様々なことを考えていると忘れてしまったり、ぐちゃぐちゃして分からなくなってしまったりします。それを「文字に起こす」ことで解決することが可能です。

今の考えていることを書き、そこに「なぜ?」を書き出したり、ここは解釈だ!と書いたりする。他者の意見を全部書き出して、共通点を探すなど書き出すことは言葉、文書を俯瞰的に見ることができます。

まとめ

上の4つを揃えるとある事実に辿り着くと思います。それは文字に起こすことがとても重要であるということです。自分の考えや他者の考えを客観的に見るためには忘れない工夫が必要です。

みなさんも客観的な判断する場面では可能な限り文字に起こして考えていく事を意識してみると変化があるかもしれません!!

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